Selfish Wind ~わがままな風~

しょうちゃん@の気まぐれバイク活動記録 (Ninja1000&エリミネーター250V)

久しぶりに、

2022年6月17日(金)   ※(注意)めっちゃ長いです。

 

京都方面へ行って来ました。

朝8時に出発し、高速を乗り継いで、

京都縦貫道/園部ICで降り、

道の駅でマーキングしたあと、

日吉ダムのある「スプリング日吉」まで来ました。

さすが平日は少ないですね。

 

とりあえず、ダム管理事務所へ向かいます。

ダムカードを貰いに来たのではありませんよ。

ここから日吉ダムの貯水湖となった「天若湖(あまわかこ)」が展望できるのです。

ほら、ダム湖百選にも選ばれてるんですよ。

次はエレベーターで、

ダムの中へと潜っていきます。

めっちゃヒンヤリ。

↑お兄さんの背中が貯水池側で、今私は天若湖の水の中にいる事になります。

日吉ダム淀川水系桂川に建設されたダムで、桂川は途中から宇治川と木津川と合流し、淀川となって大阪湾へと流れていくのです。

まだダムのない当時、淀川沿川の人々は梅雨前線や台風などによる洪水で何度も被害を受けたそうです。

またその一方では、淀川沿川都市部の急激な人口増加で水質源の確保が社会問題となって、日吉ダムの建設が計画されたとの事でした。

ちなみに、貯水池(天若湖)となった場所には天若村があり、その中には5つの集落(201世帯/216戸)に分かれ生活をされていた住民の方々が居られたそうです。

 

これは油圧式の放流設備で、このアームで放流ゲートの開閉をしています。

このゲートを開放すると、

ここから水が放流されます。

これで貯水湖の水量を調整をしているんですね。

この日は残念ながら放流シーンは見れませんでした。

 

なので、

ひよしダムカレーを注文し、

これで、

放流シーンを再現しておきました。(流れゆるいけどw)

 

ダムカレー注文者のみ与えられるオリジナルダムカード

それと一緒についてきたダムカレーマップ。

収集癖も制覇心もない私には、ネコに小判なダムカレーマップでした。

 

お腹が満たされたので次へ移動。

え?

 

はい、仕事でバス移動してますがナニカ??w

 

 

・・という事で、次にやってきたのが、

綾部市にあるグンゼ記念館。

肌着やストッキングで有名なあのメーカーさんです。

グンゼさん発祥の地は、京都府北部の綾部市がだったんですね。

グンゼの漢字が「群是」だって初めて知りました。

何鹿群は「いかるがぐん」と読みます。

最初は綾部の蚕糸業として、1本の生糸づくりから始まりました。

白いのはお蚕さんの繭。

養蚕は匂いが強くて、道を歩くだけでグンゼの社員だと解るくらい臭かったらしいのですが、グンゼで働けば安定した収入と礼儀作法を含めた教育を得られたので「嫁を貰うならグンゼの社員」と言われたそうですよ。

 

次は、向かいにあるグンゼ博物苑へ。

こちらでは、創業蔵・現代蔵・未来蔵の3つの蔵を見学させて頂きました。

まずは創業蔵をチラリ。

現代蔵も、

チラリ。

現在のグンゼさんはアパレルだけではなく、カテーテルのチューブや、手術用の吸収性縫合糸、

合成人工硬膜や、吸収性骨接合材などの医療分野も展開されています。

 

そして未来蔵ですが・・・、

こちらはサーと見てすぐに出たので写真なしです。

(なんで?とかの質問はナシでお願いしますw)

 

蔵の横のお庭はバラ園になっていました。

バラの種類はよくわかりませんが、

お庭の手入れも含め、

とても綺麗でとってもホッコリ。  スマホのレンズに傷あるし花撮るのもヘタ!)

カラフルな風車もクルクル回って綺麗でしたよ。   (でも伝わってー!)

中でも、

このミニバラに癒されてました。

 

あ、古風なスタバがある!!と、思いきや・・、

グンゼスクエア内にある「宗右衛門珈琲」というカフェでした 。

近眼で老眼なもんで、

マジ間違えましたw

 

最後に、

まゆピーにお別れをして、

 

再び舞鶴自動車道に乗り→R27から、車1台がギリの村道へ入り、

黒谷和紙会館へやって来ました。

黒谷和紙は、京都に残る数少ない紙郷で、

平家の落ち武者が、子孫に残す仕事として細々と始めたと伝えられている「京都府指定の無形文化財」です。

これは紙糸を絹糸と一緒に織り上げたストールですが、素朴で繊細で優しさと伝統を感じる肌触りでした。

 

今回は、こちらで黒谷和紙の「紙漉き体験」をさせてもらうのが目的なので、

早速、作業場へ移動します。

黒谷和紙では、原料となる楮(こうぞ)という植物を育てる事から始まります。

ちはみに、楮(こうぞ)はクワ科の落葉低木で、障子紙、表具洋紙、美術紙、奉書紙など幅広い和紙の原料として栽培され使われているそうです。

 

楮が育ったら・・、

刈り取った楮(こうぞ)を釜の中で蒸し、一本一本皮を剥ぎ、束ねて干すのですが、この工程が一番時間がかかるとか・・。

そうしてできた皮が和紙の原料となるのです。

黒谷和紙は分業ではなく、全ての行程を一人でするそうです。

ちなみに、紙漉き作業をするのは数日だけで、ほとんどが原料作りの作業だそうですよ。

 

ちょうど紙漉きをされてる職人さんがおられました。

番傘用の和紙を漉いておられる最中で、

漉いた和紙を、

何層にも重ねていかれますが、

そのサイズがピッタリ!

これ↑漉いた和紙が100枚ほど重なっての厚みです。

 

さて、いよいよ私達も体験させて頂きます。

まず1回目の紙漉き。 (ハガキを作ります)

両手で簀桁(すけた)を縦に持ち、そのまま層の中にガバっと沈めて紙を漉くいあげます。

そして上下左右に簀桁を動かして漉いた紙を均等にするのですが、これ想像より重く腰にくるんです。

 

軽く水分を落とした後、

色付け作業をしてから、もう一度最初の紙漉き作業をします。

これは色付けした染料が落ちないよう、上から紙で挟み込む為の作業ですが、沢山乗せると染料が浮き出て来ないので、2回目は薄く漉きます。

これで紙漉き体験は終了。

簀桁(すけた)から紙を剥がすのは難しいので、あとは職人さんにお任せ。

乾燥機で乾かし、後日送ってもらえるとの事でした。

 

色々な勉強と貴重な体験を有り難うございました^^

 

 

※※ 後日、送られてきた作品 ※※

誰に送ろうかな^^